• majam35ファブリックアートの世界

与える人と奪う人 残されるものとは

最終更新: 1月21日



title 与える人


これも持っていきなさい

あれも必要だから

それもいいのよ

私は何にもいらないの

大丈夫よ

何にもいらないの


そう見送ったあなたの靴下には

穴があいていて


私は 今も

あなたのその生き方を

忘れることはできません

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


私の祖母は幼き日一人しかいませんでした。

車で30分ほどの市営団地に住んでいました。

それは綺麗な祖母で肌はしわも少なく

白髪が上品な雰囲気を際立たせていました。


富があるかどうかなど幼き自分にはわからず

ただ小さな頃からもちろん高額ではないものですが、よく与えてもらったのを覚えています。


結婚してからも、月に何度か顔を出していたのですが、いつも来るとわかる時には

ハムやチーズ焼き豚など持ち帰りやすい

食材を袋にいれ


特売だったから、おばあちゃん買い物が

上手なの


と笑って渡すのです。


申しわけない気持ちと、その気遣いがうれしい気持ちといつも困惑しながらも甘える自分がいました。


ある日、帰り際私が袋を持って帰ろうとした時、祖母の靴下には穴があいていました。


その時になんだか涙が出てしまい、気づかれないよう急いで帰った日を今も、忘れられずにいます。


そして


あったかい靴下があったから


と次の週私がプレゼントをすると


おばあちゃん靴下いっぱいあるのよ

でもほんとあったかそうね

ありがとう ありがとう


お金は使わないでいいの


と言いました。


他界してから何年経っても

祖母の生き方を尊敬し

忘れることはありません。



著 アダムグラント

GIVE&TAKE〜「与える人」こそ成功する時代〜』

には


与える人 (ギバー) 奪う人 (テイカー) 損得を考える人(マッチャー)


の3つに個人を分類しています。


そして与える人が成功する


これはビジネスだけでなく、

私の心に残された祖母への感情は

まさにギバーであった祖母が残した

最大の成功であったように感じます。


与える人がくれた生きるは

心に響く忘れられないものでした。