
人間を育てる
更新日:4月5日
無我夢中でしてきた子育て。
人間が人間を育てる事の難しさにいつも私は直面してきました。
これは正しいのだろうか?自問自答の毎日。
けれど気がつくと私の背を越し、どんどんと子供は成長していました。
今年に入ってからはグッとさらに背も伸び、言葉使いも変わり
男らしくなりました。時には「なんでそうなんだよ」と諭されることも・・・
そして周りの世界を生きる人になりました。
気がつくと
私の手元にいた小さな世界ではなく、もっと多様な大きな世界の中にいました。
そこは楽しく魅力的な世界であると共に苦しみや差別、劣等感を感じる
私達大人が生きる世界と同じでした。
今まで通用していたものが急に通用しなくなり
直面する惨めな気持ちと闘う、最近はそんな日々が続いているように思えます。
けれど成長した子供にとって、親は無力でありました。
昔のようにママーと大きな声で泣くこともなければそんな姿を見せないように・・・
自分と向き合い自分で乗り越えなければいけません。
自分で闘える武器を持たなければいけない
私は子育ての中でいつも意識していました。
ただ甘えさせるのではなく、自分の力を育てる事を考えました。
けれど今、こうして甘えられない姿を見ると
もっともっと甘やかしてあげればよかったのかもしれないそんな後悔もあります。
何もできないけれど、温かいご飯と
落ち着ける環境、私にできることは随分と少なくなっています。
けれど今あるこの時間を大切にしていきたいと、思います。